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マンマ・ミーア! [… 洋画(恋愛)]


マンマ・ミーア! 【Blu-ray ベスト・ライブラリー100】


◇ ◆ ◇ あらすじ ◇ ◆ ◇
 結婚を控えたソフィー。彼女は父親を知らない。父親を探したいと願う彼女はこっそり読んだ母親ドナの日記から、自分の父親候補の3人の男性に結婚式の招待状を出すのだが──
 ABBAのヒット曲で構成されたミュージカル映画。

◇ ◆ ◇ 感 想 ◇ ◆ ◇
 ABBA好きですか? 好きもキライも色々あるけれど、ヒット曲をどっさり持っているABBAの音楽は何度かは聞いたことがあるはずだと思う。どこかで聞いた曲がかかると単純に嬉しい。
 普通ミュージカル映画は役者と歌手が別々で、役者は口パクだと思うんだが、あろうことか、メリル・ストリープに、ピアース・ブロスナンに歌わせている。
 もともと役者さんの彼ら、どうしたってプロに比べたら落ちるに決まっていて、そこを批判する人もいるんだけど、正しいから面白いわけでもないのがエンタテイメントのいいところ。ま、ピアース・ブロスナンはちょっと苦しそうだw

 ストーリーはシンプル。父親を知らないまま結婚を迎えようとしているソフィーが、ダメ元で母親の昔の彼氏(同時期に3人と付き合ってた!)に招待状を出したところ、3人とも結婚式に来ることに。母親ドナは3人が来ることを知らなかったのだが、3人がいることを知って驚き、帰れ!!と追い出そうとするもうまくいかず、ソフィーは誰が父親か「見れば分かるわよ」などと能天気なことを言ってたにもかかわらず「誰だかパパなのかよくわかんない……」となる始末。
 一方ドナは辛い思いをしながら手放した恋に複雑な心境。冷たくあしらいたいけど突き放しきることも出来ないようなイライラ加減をうまく出している。
 歌あり、ダンスあり、コメディの部分とシリアスの部分を織り交ぜながら映画は進み、大味ながら大団円を迎える。誰も不幸にならないという意味で、見てほっとする映画。

 軸は二つ、友情と母娘の絆だ。娘ソフィーも母ドナも、親友二人を従えての仲良し3人組。ソフィーが親友と再会してはしゃぎまわるシーンから10分もしないうちにドナも桟橋で親友と再会してはっちゃけまくる。どんな相談もできる、何でも打ち明けて話し合える友達。ソフィーもいつかドナと同じく、年を重ねても変わらない親友達に囲まれているだろうとすなおに思える明るい画面だ。
 母と娘も、喧嘩はするがお互いを大切に思いあっていることがよくわかる。

 時間を越えても変わらないだろう友情と絆、両軸を彩るエーゲ海の紺碧の海とキラキラ水面をゆれる光。ソフィー役のアマンダ・セイフライドはのびやかに美しく、彼女が海をバックに歌い始めた瞬間から、このキラキラが始まる。まるで映画ごとキラキラのラメに突っ込んだごとくに、楽しくて美しい、輝きの部分で大体のあらが見えなくなる映画。
 
 映画は楽しくていい気持ちになるのが最高と思ってる人にはいいはず。役者さんの歌はご愛嬌で。


監督:フィリダ・ロイド
主演:メリル・ストリープ
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